芸術×GRANESS TOKYO

GRANESS TOKYOでは芸術・音楽・伝統とのコラボレーションに取り組むことで、日本及び世界の文化や歴史への尊敬を示しています。

国際的に活躍した洋画家・脇田和

1900年代初頭。まだ海外が遠い時代に、弱冠15歳の若さで単身ドイツへと渡った洋画家・脇田和(Kazu Wakita)。才能を開花させ、ドイツを中心として国際的に活躍しました。その独特の色彩と、鳥・自然・人をモチーフに描き続けた優しさあふれる作風が、人々を魅了し続けています。晩年は東京芸術大学名誉教授を務め、叙勲や文化功労者の名誉を受けるまでに至りました。

絵画とレザーの出会い

そんな脇田和の世界観とGRANESS TOKYOのレザーが出会うことで、美しい作品が誕生しました。絵画の持つ深い色彩を表現するために、純白の牛革を特別な技術で染色加工しています。そこには、まるで真っ白なキャンバスに絵を描いていくかのようにクリエイティブかつ丁寧なクラフトマンシップが宿っています。

色彩の詩人と呼ばれた画家

作品収蔵先は、東京国立近代美術館・世田谷美術館・福島県立美術館など多数。グッケンハイム国際美術展国内賞を受賞するなど、華やかな経歴とは裏腹に、優しく、懐かしく、人々の心に響く作風が特徴です。

  • 1908年 東京都・青山で生まれる
  • 1923年 15歳より、ドイツ帝室技芸員マックス・ラーベル氏に師事
  • 1925年 ベルリン国立美術学校に入学
  • 1955年 日本国際美術展で最優秀賞
  • 1956年 グッケンハイム国際美術展国内賞を受賞
  • 1964年 東京芸術大学教授に就任
  • 1991年 軽井沢・脇田美術館を開館。旭日小綬章を賜る
  • 1998年 文化功労者に選出される
  • 1999年 東京芸術大学名誉教授
  • 2005年 没

作品集